2010.02.15
カテゴリ:
塗装あれこれ
Tag: 変遷
家具を作り出して、仕上げ塗装法は色々変わってきました。
最初に覚えたのがウレタン塗装、量販家具を購入したとき等扉の裏や背中に表記してあります。指導を受けていた銘木屋さんからも教わっていましたし自然と。
ただこの頃は手塗り、刷毛目を残さないようにする事、埃がつかないようにする事に神経を使いました。大きな表面積のテーブルトップ等は最たるものです。
そのうちにスプレーガンを使用した噴霧塗装に、こうなると刷毛目の心配は有りませんが、薄くしか載せられないので回数が必要に。また、塗装の合間のサンディングを気をつけないと削りすぎてしまうことに。
ウレタン塗装はどうしても木の質感が伝わり難く、素材の木に対する表現方法として別な方法を模索するようになります。
日本では古来より木は生き物、呼吸作用を妨げない方が良いと言う考え方がありました。その事からすると表面に皮膜を作る塗装より木に浸透指せる塗装の方が依り自然観が。
ここで、オイルの登場です。最小はチークオイルやその他溶剤系のウッドオイルと称されるもの、その後ワトコオイルへと変わり一時期を通しました。
自然系オイルは色々有るのですが、仕上がり具合、耐水性等の性能を考慮して、より安全性の高いオスモオイル、プラネットオイルへと変わって行きました。
インターネットが拡がるまでの間の情報の吸収の仕方が遅く、時間がかかってしまいました。まだ作業面での問題点はあるのですが現在はこれで良しとしています。