欅小テーブル【製作工程含む】

先日ブログで書いた、この材料で小テーブルを!が、出来上がりましたので、途中経過の画像なども交えて紹介します。

ご自分で材料を探して、自前の小テーブルを作る参考になれば良いかななんて思います。

  • 材料は欅材の中途半端な材?長さ600ミリ、巾広い所で550ミリ、狭い所で330ミリありました。
  • 表面は製材の時のバンドソーの目が残っています。又若干反りが出ていますので、平らにすると同時に反りも取ります。

加工前の表 欅板

加工前の表面2 別角度から

加工前の裏面 欅板裏

  • スケールを当てながら電機カンナで削っていきます。おおよそ平らになったところで、次にベルトサンダーで段差を取っていきます。
  • うちでは、大体60番から始めて240番まで3種類のサンディングベルトを使用します。(こういうものは手ガンナでは仕上げません。)
  • その後にオーダビルサンダー、仕上げサンダーと言う電動工具を使ってさらに平坦度を上げます。
  • 途中で割れのひどいところには、千切りを入れてそれ以上割れ込むのを防ぎます。
  • 底の面の薄い尖った部分と角をカットして手あたりを良くします。

千切りを入れる われを防ぐ

2箇所千切りが入りました。  2箇所の千切り

  • 今回の脚はビスケットを使った止め方をします。脚の元と、天板に同じ間隔でジョインターで溝を掘ります。

裏面にジョインターで溝を切る 溝彫り

  • 以前は二枚ホゾで加工していましたが、この加工法で十分強度が取れるようです。
  • 脚を固定する為に圧着しています。

脚の圧着 圧着

  • プレス機が有ればなんてこと無いでしょうが、転がり角の脚は面倒です。
  • 脚を付けて、水ぶきサンディングの後塗装を始めます。今回はプラネットクリヤーのベーシックとグロスの2回塗りです。
    欅はクリヤーオイルでも発色してきます。

脚がついての塗装前表面塗装前

塗装後 塗装後

  • 最終的には、最初の板より一回り小さくなりました。チェーンソウの痕や割れのひどいところ、手を切りそうなところはカットしましたので。
  • 完成品です。脚が一寸可愛い感じかも知れませんが!

完成品 完成品

小さいですが欅材の良さが見えています。重量は4キロぐらいでしょうか、脇机として使用しても良いでしょうね。

  • 材料:欅
  • 寸法:表面・巾260~360 長さ555 高さ245 裏面・巾320~440
  • 塗装:プラネットクリヤー
  • 価格:32,000円

お買い上げ戴きました。




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