神代欅杢名刺入れ
細かい扇状の組み合った杢の材を利用しました。
アプリケーション等のソフトウエアーではバージョンアップと称して加えることができますが、この名刺入れではそのようなことは無理なのかも?
それでも、使い勝手や細かなデザインの変更など、後から思いつくことが多々あります。
今回も2点変更しての制作になりました。
名刺が一枚ずつ確実に取りやすいようにすることと、閉めるときに名刺の角を傷めないようにする工夫。
この2点をクリヤーするとともに、記念の一品として表面に杢の板を使いました。
裏面にはわりとこの名刺入れに使っている柾目の板を使っています。
締りの調整のためと、指かけしやすいように薄い雫が付いています。
こちらはあくまで裏面です。
開いた状態がこのようになります。
この杢板を取った材料はこのような感じです。
癖の強い部分なので割れなどの傷が多く少ししか使用できません。
この材の木口部分を見ると波状に重なった年輪が見られます。
このように、かなりきつい割れ等がありました。
仕上げにはプラネットクリアオイルを使っています。
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